アドヴィンテージ トランクショー開催のお知らせ ②

アドヴィンテージ トランクショー開催のお知らせ ②

Feb 09, 2019

先日のブログにてお知らせしておりました

advintage様によるヴィンテージウォッチのトランクショー。

いよいよ今週末から開催いたします。

期間:2月9-11日、16-17日

営業時間:12:00~20:00

場所:ユニオンワークス銀座店2階 The Upper Gallery
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〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8奥野ビル215

今回も素敵な時計をそろえていただきました。

あいにくの天気ではありますが、ぜひご来店いただければと思います。

本日はトランクショーを開催していただくadvintage様と着用画像をとりましたので、数点ご紹介させていただきます。

以下、advintage様より。

ユニオンワークと共有する「英国」というルーツをテーマに据え、ひとつひとつ選び抜いた60本超のヴィンテージウォッチ。今回その中から個人的に思い入れのある5本を、着用シーンとともにご紹介させていただきます。注目するポイントは、ブランド名よりも外装やムーブメントのクオリティ。ヴィンテージの良さは、必ずしもブランドの知名度とクオリティが比例しない点にあります。誰も知らないメーカーがコスト度外視の時計作りをすることもあった当時ですから、まだまだ知られざる傑作は眠っているのです。

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まず1本目は、〈ロンジン〉の腕時計。9金の英国製金無垢ケースを採用し、1940年代当時の英国市場向けに作られたユニークな個体。小振りなケースサイズが多いヴィンテージウォッチの中にあって、極めて希少なラージケースにも目を奪われます。ヴィンテージ・ロンジンは現行のロンジンとは全くの別物と言っていい、質実剛健なムーブメントと優れたデザイン性を併せ持った実力派ブランド。今回は他にもバリエーションがありますので、ぜひ。

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2本目にご紹介するのは、1940年代に作られた〈ブラヴィントンズ〉の腕時計。と言われても、このブランドの名前をご存知の方は余程のマニアか筋金入りの英国好き。ブラヴィントンズはかつてロンドンにショップを構えていた老舗宝飾品店で、特にオリジナルウォッチのクオリティの高さでも知られています。こちらはパテック・フィリップにも供給していたウォッチケースメーカー〈フランソワ・ボーゲル〉が手掛けた高品質な防水ケースを採用する上、そのハイエンドな文字盤の仕上げが醸し出す高級感たるや。ブランドの知名度と腕時計のクオリティは、もはや関係ありません。

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1940年代製、〈フォルテックス〉の腕時計。このフォルテックスがどういうブランドなのかは、すでに愚問です。金無垢のドレッシーな腕時計と思いきや、初期のロレックスのオイスターケースと同様の構造を持つ機密性の高い防水ケースを採用。さらにラグデザインは可動式のフレキシブル・ラグという、現行では考えられないハイコストが投入されたであろう、てんこ盛りのユニークケースが目玉。それでいて、美しいブルースチールの時分針が眩しい、極めてハンサムな文字盤が印象的です。

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白洲次郎が愛したことでも知られる英国屈指の時計ブランド、〈J.W.ベンソン〉が手掛けた1960年代の腕時計。こちらは上品なセンターセコンドの文字盤に加え、9金無垢のケースを採用した正統派ドレスウォッチと言えます。最大のポイントはスクリューバック式の防水ケースを備えている点で、気密性が高いため多少の汗は平気という、タフネスも兼ね備えるユーティリティの高さが魅力。金無垢ケースは思っている以上に使いやすいということを実感させてくれます。

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米国製の生粋のアメリカンウォッチメーカーでありながら、その創業者が英国に渡ってウォッチケース専業メーカーを立ち上げた経緯から、英国での流通量も多かった〈ウォルサム〉の1920年代英国市場モデルがこちら。そのウォッチケースメーカーこそ、英国ブランド時計御用達の高品質ケースの代名詞〈デニソン ・ウォッチケース・カンパニー〉です。このユニークなフラットベゼル が特徴のケースはスターリングシルバーを素材に用いた、いわゆる銀無垢製。さらに文字盤は陶板製となるポーセリンダイヤルで、独特の乳白色は1920年代の製造当時の美しさを保っています。>以上、ほんの一部ですが今回の出店アイテムをご紹介させていただきました。そのディテールについては、ぜひ会場で実物を手にとって体感してほしいと思います。