New Style Tricker's

New Style Tricker's

Nov 23, 2019

 今年はトリッカーズが190周年ということで、

以前から何か面白いものをやりたいなと思っていたのですが、

ついに出来上がってきました!

なかなかの面白いものとなったかと思うのですが、ひじょーに判りにくい。。。

まずは一枚画像をご覧ください。

001 (2)

今回の新作というのがこちら!

「何処が?」

だと思います。

その違いはというと、、、

002 (2)

つま先のフォルムに注目していただくとー、

違いが見えてきましたでしょうか。

005 (2)

こうしてみると、違いが見えました!

トウの立ち上がりとポッコリとしたフォルムが特徴のこのラスト。

それだけ?

と、言えばそれだけなのですが、もう一枚別の画像を見ていただこうと思います。

006 (2)

こちらは正面からの一枚。

向かって右の短靴が新作、左は定番のブーツ(STOW)です。

ブーツと比較?

トリッカーズのラストをご存じの方だとなんかちょっと話が見えてきましたでしょうか。

定番のカントリーブローグシューズ(BOURTON、KESWICK)のラストは4444。

ブローグブーツ(STOW、MALTONなど)やプレーントウのカントリーシューズなどは4497S。

ということは、、、

はい、だんだん見えてきました。

僕自身も今回モヤモヤしていたものが少し晴れたのですが、

この4497Sの「S」って何?「S」って要るの?と思っていました。

必要だったんです。

4497にはもう一つの4497があったんです。

003 (2)

そのもう一つの4497というのは、4497「K」。

今回のこのつま先の立ち上がりがあってポッコリしたトウを持ったこのラスト、

これが「4497K」というもうひとつの4497なんです。

これを知ってからネットを検索してみましたが、

直接的に出てくる記事は見つけられず、

見つけることができたのは、間接的に出てきた一枚の画像のみ。

(調べ方が甘いのかもしれませんが)

あまり使われることがなかったラストなのかもしれませんね。

004 (2)

でも、この存在を知った時にはワクワクしました。

こういうものはウチで商品化するしかないな、と。

狭ーいところを行くような商品ですが、個人的には大満足です。

疑問が一つ解けましたし。

肝心な形のお話ですが、

ベースは4497になりますので、

ブーツをお持ちの方はそちらを参考にしていただければと思います。

ただ、短靴になるのでハーフ下のサイズなどもお試し頂くと宜しいかと思います。

(ブーツは足首で絞めて履いている方も多いと思いますので)

シューズしかお持ちでない方は、大体が4444ですので、ハーフサイズ上げてお試しください。

4497のブローグカントリーシューズは意外と珍しいと思います。

フィットも4444とも変わりますし、

甲の収まりなんかは4444より若干良く感じられる方が多いのでは?と思います。

その辺は、過去に4497と4444というブログをあげたことがありますので、

参考になれば幸いです。

008 (2)

190周年ということで、今年はこんな冊子が付いています。

009 (2)

昔と今の写真や過去の資料だったりが載っています。

010 (2)

011 (2)

背表紙にはこんなサイン入りのスタンプが捺してあったり。

ちょっとしたことですが嬉しいオマケ付きです。

007 (2)

オマケ繋ぎで、もう一点だけ。

ソールの仕上げの色が少し濃い色の仕上げに変わりましたね。

この辺もマイナーチェンジなのかなと思います。

012 (2)

今回の新作、4497Kのブローグカントリーシューズ、

新宿店をメインの販売場所とさせていただきたいと思います。

(1足ずつですが、各店にも実際に見ていただけるように置いてはおきます)

色は今回ストイックに、黒のカーフのみ。

サイズは5~9までハーフ刻みでのご用意になります。

プライスは、¥77,000+TAX となります。

かなりマニアックな1足ではあるかと思いますが、

ご興味お持ちいただけましたら是非お試しください。

皆様のご来店、お待ちいたしております。

新宿店 花田