Dead Stock! / Vintage Shoes ①

Dead Stock! / Vintage Shoes ①

Nov 19, 2020

 素晴らしい靴たちが集まりました!

もうヴィンテージと言っても構わないであろう時代の靴。

デッドストックの素晴らしい状態の物ばかり。

しかもかなりの数がご用意出来ました。

今回それらを集めて一斉に販売をいたします!

11月21日(土)12時~ 新宿店にて

そんな訳で、まずはどんな物があるのかをご紹介いたします。

こんな数を一度にご紹介できることはなかなかないと思います。

なので、一度には紹介しきれませんので3回に分けてご紹介していこうと思います。

中にはお宝級のものもあり、素晴らしいラインナップになっております。

それでは早速まず一回目のブログでは3足ご紹介いたします。

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それでは1足目。

今回の目玉商品からご紹介いたします!

まずはエドワードグリーンから。

傍らに写る箱、見慣れないものかと思います。

こちらはおそらくジョン・フルスティック氏が買い取る前の物ではないかと。

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まだモデル名は付かず、スタイルナンバーで管理していたころの物です。

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モデルはフルブローグ。

今でいうところのマルバーンにあたるスタイル。

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これの面白いところはラストナンバーを見るとわかります。

202と言いたくなりますが、これは346というラスト。

346ラストというと、ブルックスブラザーズ用のラストと思われます。

というのもフルスティック氏が買い取る前、一時期アメリカの企業の手に渡る時期があるそうです。

そんな背景を考えると、ブルックスブラザーズ用に製造していたとしても納得です。

しかも、この当時の古い資料にはこの900というスタイルに使うラストは、

346という表記はありません。代わりにHというアルファベットでの表記となっています。

カタログなど、表向きには346という数字は伏せていたのかな?と。

因みにまだこの時は202というラストは誕生しておらず、

この当時から存在していたラストでいまでも聞き馴染みのあるラストは、

88、32、33などがあります。

その他、56、58、64、69などなど、基本二桁のラストナンバーです。

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ソックシートは所謂旧工場製と言われる頃の、MADE BYの入る囲みロゴ。

これがいつから使われていたのかは分かりませんが、

フルスティック氏に渡る少し前くらいのものになるでしょうか?

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さらにこの900というスタイルですが、この当時のラインナップの中では高級仕様のようで、

アッパーはビスポーククオリティーボックスカーフ、

ソールはオークソールが使われているということです。

この当時は限られたモデルのみ、ハイクオリティの材料が用いられていたようです。

他のモデルでこの当時の靴は時々見かけることはありますが、

このモデルのしかも箱付きデッドストックはほとんど見ることが無く、

本当に貴重な1足だと思います。

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ここからはディテールを見ていきます。

メダリオンは今でも使っているパターンと同じでした。

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革質はビスポーククオリティーという通り、非常に上質に見えます。

アッパーのステッチやブローギングも、丁寧さがうかがい知れます。

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このつま先から甲のラインもたまりません。

きちんと木型の形が出ています。

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踵の丸みも素晴らしい!

サイズが合わず足入れできないので分かりませんが、

きっといいフィット感で履けるんだろうなぁと思います。

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ウエルトのウィーリングもゴリゴリに入っていてたまりません。

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ウエストのコバは内側だけ丸コバ。

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ヒールもギリギリまで攻め、ウエルトからハチマキへの繋ぎも綺麗です。

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ここからは形を見ていきます。

まずはアッパーとソールをそれぞれ上から見たところ。

ソールは刻印もなくシンプルですね。

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サイズが違いますが、202との比較です。

左が202/ D、右が346/ Eです。

346の方がトウにボリュームがあって丸っこいフォルムです。

ショートノーズでいいバランスです。

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試着によるものであろう皺はありますが、

サイズが合う方勿論お勧めの1足ですが、

これだけの物なので、コレクション用にも是非です。

(ツリーは付属いたしません)

サイズは7h/Eですが、現行品の同サイズよりは少し小さいと思います。

Edward Green Full Brogue No900 Last346

¥120,000+TAX

SOLD OUT

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続きましてはトリッカーズより。

普通にありそうなんですが、意外と珍しい1足。

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デザインはパンチドキャップ。

ジャーミンストリートコレクションの中の1足。

ワラント獲得後のカタログには載っているのですが、

その次のカタログには載っていないというもの。

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スタイルナンバーは9514。

ジャーミンストリートコレクションのオックスフォードのラストは大体6038Lというものですが、

これだけ4604というラストというのが面白い点。

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何処が違うのかまでは分かりませんでしたが、

トリッカーズのオックスフォードらしいフォルムではあります。

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トリッカーズっぽい丸っこいフォルムですが、

木型の形がしっかりついていてフィットしてくれそうです。

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かかとも素晴らしいです。

丸みがあって履き口がキュッとすぼんでおり、

しっかり癖付けがされている様子がみてとれます。

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このモデルの面白いところが、ウエルトが一周巻かれてステッチがかけられている仕様なところ。

なぜかこのモデルだけラストも違ってウエルトの仕様も違う点は発見でした。

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ソールはレザーソールのヒドゥンチャネル仕上げ。

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当時の刻印はこんな感じです。

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ソックシートは一つ前のデザイン。

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赤箱がしっかり付属します。

ワラント以降なので、1989年以降くらいのものでしょうか。

意外と珍しい1足のトリッカーズです。

Trickers Punched Cap Toe Size 8 5Fit

¥60,000+TAX

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もう一足トリッカーズから、こちらはカントリーブーツ。

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カラーはシーシェイド、ド定番のM2508/モールトン。

今のシーシェイドとは一味違う表情は現物をご覧いただきたいところ。

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メダリオンやパーフォレーションが大きく大迫力!

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今の物と比べるとこの差。

手前が現行品。

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こちらも木型のラインがしっかり出ていて素晴らしいです。

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この辺のコバの仕上げもツメが出ていて、いい仕上がり。

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1点このような箇所がありますが、使うには何ら問題ありませんので見た目だけかと。

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ソールはレザーソールです。

刻印は先ほどのパンチドキャップと同じタイプ。

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ヒールはオールレザーで釘で補強をされたもの。

非常にカッコいいのですが、滑りやすそう。。。

着用の際ご心配な方はご相談ください。

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中を見ていきますと、この時の物はアンライニングとなります。

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サイズは7h。

ゴールデンサイズです。

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プルリングが今と違ったり、

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タン裏のロゴも筆記体だったり、

違いを探すと面白いです。

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年代としては、150YERSの表記とワラント無しという点から、

1979年~89年くらいまでの物かと思われます。

こちらにも、オリジナルではありませんが赤箱が付属します。

Trickers M2508/Molton

¥60,000+TAX

SOLD OUT

まず初日は以上になります。

明日からはオールドのチャーチをご紹介いたします。

そちらも良いものが揃いましたのでお楽しみに!

新宿店 花田