本日は、久しぶりに新ブランドのご紹介です。
１８９９年創業のアルフレッドサージェントです♪
創業以来家族経営を続け、
その真面目で丁寧な物づくりから数々の有名ブランドのOEM商品の生産を手掛けてきたメイカーです。
物づくり、価格帯の良さ等、実力十分なアルフレッドサージェントですが、
その印象は、、、地味。不思議なほど地味です。
いいもの作るのになんでだろう？というほど。
以前からご存知の方は、そんな印象の靴ではないかと思いますが、
しかしながらその商業面の不器用さというか、
そんなところがかえって物作りへの信頼は高まるところのように思います。
しかしそれも今や昔の話。
数年前にフランスのBOWEN（ボウエン）という会社の傘下に入り、
フレンチのモダンなエッセンスがうまく混ざり、
以前の地味な印象とは異なる靴へと進化しています。
そんなアルフレッドサージェントの靴を３型仕入れましたのでご紹介したいと思います。
まずはこちらの「MOORE」
アデレードパンチドキャップ。
シャープなスクエアトウが印象のラスト１２４を採用した１足。
サイドウォールの立ち上がりもスクエアなキリッとした表情。
ブローギングの細かい仕事も綺麗です。
アンティーク加工も程々に、自分好みに作っていけるのも嬉しい点。
立体感のあるこちらのラストは、
ウエストの絞りや立ち上がりがしっかりしていて土踏まずのフィットがとても気持ちがいいです。
サイド。
バック。
ヒールカウンターのデザインにモダンさを感じます。
ヒールは小さく高めな設定。
コテも綺麗に入っています。
作りについては総じて、
このアウトステッチが細かくて綺麗に縫われているのは素晴らしいと思います。
ウエルトも奥まって縫われており、上から見てもあまり見えません。
このあたりに仕事の丁寧さを感じます。
ソールはシングルレザーソール。
ソールの仕上げも綺麗です。
こちらの「MOORE」はブラックとブラウンの２色です。
続いては「CHARLTON」
エプロン（Uチップ）ダービーです。
ほんのりスクエアなトウと、
先程の１２４ラストに比べややリラックスしたフィットのラスト９９のモデルです。
ややロングノーズのトウは、
Uチップのデザインに適度なモダンさを加えてくれます。
丸みのあるこちらのラストは全体的に柔らかさを感じるフィッティング。
リラックスして履きたいこちらのモデルにはピッタリかと思います。
バックスタイルも奇をてらわないデザイン。
ちょっとジャケットを羽織るスタイルにはいいモデルかと思います。
こちら「CHARLTON」もブラックとブラウンの２色。
最後は「CECIL」
２タイダービーです。
こちらは輸入代理店様の別注モデルからの１足。
新型のラストとデザインを採用したモデルになります。
高めの位置に設定された羽根がより一層すっきりとした印象を作ります。
トウからヴァンプにかけての綺麗なS字が足に程よくフィットしてくれます。
デザインはいたってシンプル。
ソリッドなスーツに合わせてみたい１足です。
ヒールは前２足のレギュラーシリーズに比べて低めの設定になります。
ヒールを高くしてもカッコいいモデルかと思いますが、
標準的な高さによってこちらのデザインにとっては遊びっぽくなりすぎず、
全体的にいいバランスになっていると思います。
こちらもシングルレザーソールですが、
ウエストの刻印の代わりにオリジナルトップピースの仕様になっています。
こちらの「CECIL」はブラック１色のみになります。
新入荷のアルフレッドサージェント。
これまで弊社で扱ってこなかった３型を選んでみました。
ラストもそれぞれ異なり、それぞれの履き心地を楽しんでいただければと思います。
フランスからのエッセンスが入ったと言えど、
生産は最初から最後までイギリス国内で行われており、
その生産背景は今も変わっていないのは嬉しい点です。
Alfred Sargent
MOORE , CHARLTON
Size ５～９
CECIL
Size ５～８h
（※CECILのサイズ９がリジェクテッドにより欠けてしまい申し訳ございません。）
￥７１，０００ ＋ TAX
（CECILのみ、青山店、銀座店に一部サイズのご用意がございます。）
ウェブでの販売は準備を整えて週明けより販売を予定しております。
百貨店さんくらいでしか見かけることがなく、
不思議なほど控えめな存在のアルフレッドサージェント。
そんなところがまた魅力なのかもしれません。
我々にできることは微力かもしれませんが、
良いと思ったものはお伝えして少しでも多くの方に楽しんでいただければなと思います。
今週末は銀座店にてビンテージウォッチの販売もありますし、
楽しみな週末になりそうです。
皆様のご来店、お待ちいたしております。