LLOYDのメッシュシューズ。

LLOYDのメッシュシューズ。

Apr 14, 2010

日本にまだ上陸していない、知る人がいない面白い靴はないものか、と考える靴好きは結構いると思う。
私もインターネット上で興味をそそられる靴を見つけると早速ググる習慣があります。

 

最近発見したのが、メッシュのプレーントゥ。
地味な靴ではあるけれど、静かなオーラを感じてブランド名を検索してみました。

 

ありましたよ、LLOYDのホームページ。
なんと1888年創業のドイツのメーカーでグッドイヤーウェルトを得意としているそうです。
エドワードグリーンの創業が1890年だからほぼ同じくらい歴史のあるメーカーであります。
商品を見ると、まさにウィーン、ブタベストの靴でお馴染みクラシックで重厚なモデルが続々出てきて嬉しくなります。

 

 

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特に画像2のフルブローグの顔つきなんて、なかなかのもんだ。
(入手方法はないものかなあ)

 

これならクオリティは期待できそうです。
格安のユーズドだけど見送ると後悔しそうだから購入を決定しました。

 

フィッティングしないで靴を購入するのは確かにリスクが高いのですがある程度のリペア、サイズ調整はユニオンワークスに
お願いすればいいものね。

 

到着した商品は、ちょいと残念なオヤジ靴。

 

 
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エッグトゥ、堅牢な作り、メッシュと表革の組合わせ、365°ダブルウェルト、お洒落とはいえないがコーディネートによっては、なんとか使えそうです。
ヒールのトップピースには赤いストライプが入っていてこれがトレードマークのようです。 

 

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そういえば世界最古の靴店、同じドイツのエドワードマイヤーもタンに赤いアクセントラインが入ってました。
ゲルマンの美意識ってやつですか。

 

履き心地はわるくないもののトゥの擦り減り、ウィズの広さが気になったのでユニオンワークス渋谷店に直行。
たまたま中川クンが出勤していたので診断してもらいました。
ウィズはかなり余っているのでソックシートで調整。
トゥにスティールを打ってもらおうかと思っていましたが、これ、ソールはレザーに見せかけたラバーですからラバーで補修しましょう。

 

このあたりが信頼できます。
靴のグレードは素人にはなかなか判断できません。
信頼できるプロの意見には素直に耳を傾けましょう。

 

今回はやや残念な買い物でしたが、まあ、いいや。
それよりも未知の靴の老舗を発見できたことが収穫です。
そのうちLLOYDにメールで問い合わせてみるつもりです。

 

 

 

 

 

 

 

yo-c