Fieldcoat with Hood of Purdey

Fieldcoat with Hood of Purdey

Nov 28, 2015

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先日ご紹介いたしましたパーディーのウエア。

正直その値段に驚かれた方も多いと思います。

ただ単にロイヤルワラントを3つ保持し、高級志向のモノづくりだからというだけではなさそうです。

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まず注目すべきは、その生地にあるようです。

表の生地はドライワックスコットンと呼ばれる物で、

その名のとおり、ワックスを含ませたものですが、

この手の生地としては今一番新しいものだそうです。

これまでのものと違うところは、まず一番にニオイ。

独特の強いニオイはほとんど感じられません。

そして、手触りもベタベタせずサラっとした手触りです。

こういった点は好き嫌いが分かれる部分ではありましたが、

見事にアップデートされた生地になったと言えると思います。

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生地に関しては表面だけに留まらず、その裏地にも特筆すべき点があります。

それが、この裏地に使われている「ベンタイル」という生地。

このベンタイル、素材はコットンなのですがすごいところはその織り方。

超高密度な織りのため、それだけで防水性を備えているということ。

そしてコットン100%ですから透湿性があり、適度に湿気も吸ってくれます。

さらにはその湿気で織られた糸が膨張してさらにその織目が密になっていきます。

とっても良くできた生地なんですね!

ただ、それだけの生地ですから作るのも大変だそうで、

希少な綿をとてもたくさん使いますし、簡単に織れるものでもないということで、

高級素材になるそうです。

そんなベンタイルを裏地につかっていること、さらに、

表地と裏地の間にはゴアテックスが挟まれているそうで、

生地だけで高級!

機能性を考えたものがふんだんに使われています。

そしてここからはディテール。

アウトドアウエアは面白いディテールが沢山備わっています。

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まずはその一つがコレ。

ハンドウォーマーポケットの中に一本のストラップが。

何に使うんだろう?と思ったらこういうことだそうです。

銃を構えているときでもストレスなくポケットのものが取り出せるようになっています。

ポケットのマチもたっぷりで、使わないときはコンパクトになるようボタン付きです。

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そのポケットの下につけられたこのリング。

これは狩猟犬のリールをつないでおくためのものだそうです。

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ポケットは中にも沢山ついています。

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ここには大事なものや、狩猟時にはライセンスを携帯しなければいけないそうですので、

ここにライセンスをしまっておくそうです。

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こんなこともできます。

脱いだ時に両手が自由になるように背負える仕組み。

片手が塞がってしまうと危険なときがある山用のウエアにも見られるものですね。

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あとはこのフード、取り外しが出来るようになっています。

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外すとこんな。

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フードをつけていたボタンはこの中にすっきり納まるようになっています。

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襟周りはウールがあしらわれ、防寒になります。

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袖口にも防風、防水のための仕様になっています。

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ボタンはラバーで包まれ、PURDEYの文字が刻まれています。

ざっと見ても色んなことが備わっていました。

これぞ本気のハンティングウエア!

イギリスの文化を味わえる本物のウエアじゃないでしょうか。

色々見ていくうちに、この値段にも納得という気がしてきました。

機能は申し分なし!アウトドアウエアとしては上品な顔つき。

是非一度袖を通してみてください。

渋谷店にご用意いたしております。

Purdey Fieldcoat with Hood

¥194,400-(税込み)

ご来店お待ちいたしております。

渋谷店 花田