SUEDE

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Aug 30, 2014

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シトシトと、降ったりやんだり。

傘をさしてみたり閉じてみたり。

だんだんと、雨の降り方も秋っぽくなってきたような。

ついにこの秋、弊社で傘を、、、

ではないんですが、

あんなに暑いと思っていたのに、

涼しい日が続くとなんだか気分や目線が変わってくるから不思議なものです。

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スエード。

このところ、ちらちらと目線がいくようになってきました。

ところで、

スエードといえば起毛素材ですが、起毛素材といっても色々種類があって呼び方も色々。

ちょっとした違いで区別しているものもあるようです。

ということで、一度整理してみようと思いました。

まず、どんなものがあるのかというと、、

・スエード

・ヌバック

・ベロア

・バックスキン

こんなところでしょうか。

まずはスエード。

これは起毛といえば!というものだと思いますが、

革の裏(床面)をサンドペーパー等で毛羽立たせたもの。とのこと。

主に使われるのはカーフ。

上質な物は、キメの細かいなめらかな毛羽立ちに仕上がります。

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次にヌバック。

これはスエードとは逆で革の表(銀面)をサンドペーパーで毛羽立たせたもの。

スエードと比べるとその毛足は短く手触りはとてもなめらか。

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続いてベロア。

これは、革の裏をサンドペーパーで毛羽立たせたもの。

スエードと同じじゃん!

なんですけど、

使われる革が大人の牛の革なので、スエードに比べて毛足が荒いのが特徴です。

起毛のものを大きく括ってベロアなんて呼ぶこともあるようです。

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最後にバックスキン。

これ、結構間違って使っていることが多いようです。

「バック」だから革の裏でスエードとかのことでしょ?

って思うんですが、正しくは牡鹿の表革を毛羽立たせたものだそうです。

backではなくてbuckなんですね。

(画像が無くてすみません)

調べてみると、なかなか面白いです。

また、「雨の日こそスエード」なんてよく耳にしますが、

防水をしっかりしておくことで、毛羽立った表面に表面張力が働きやすいのだと思います。

どしゃぶりのなかはやはり厳しいでしょうが、

シトシト降るような雨には、とても心強い素材に思います。

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シューズタイプを軽快に履くか、

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なにかと便利なチャッカにするか、

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脱ぎ履きのしやすさが魅力のサイドゴアか、、、

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ブーツといえば、のレースアップか。

起毛素材といっても色々ありましたが、

やっぱりイメージが強いのはスエードでしょうか。

その独特の表情や、ケアのしやすさなども魅力のひとつ。

きっとまた暑い日が戻ってくとは思いますが、

少しずつ、じきに来る秋の準備もはじめてみるのはいかがでしょうか。

渋谷店 花田