【LOUIS VUITTON】ルイヴィトン ウォレット 留め具交換 裂け補修

【LOUIS VUITTON】ルイヴィトン ウォレット 留め具交換 裂け補修

Aug 11, 2025

靴の修理をメインに承っている私たちユニオンワークスですが、

最近は「バッグや革小物など、靴以外の修理のご依頼も増えてきたなぁ」と感じております。

そんな矢先、タイミングよくお財布の修理依頼をいただきましたので、

今回はその内容をご紹介させていただきます。

 

お預かりしたのは、ルイ・ヴィトンの二つ折り財布。

 

構造はシンプルで、お札入れと、小銭入れ(右半分)というレイアウト。

ちなみに小銭入れは袋状になっていて、開閉はマグネット式。

 

今回修理させていただいた箇所は、以下の2点。

① スナップボタン周辺の革の破れ

ここは開け閉めのたびに力がかかる場所なので、知らぬ間にダメージが蓄積しやすいんです。

② お札入れの上部の裂け

こちらも出し入れの多い場所なので、自然と消耗してしまう部分。

どちらも所謂、経年劣化というやつですね。

 

 

それでは修理工程をご紹介します。

まずはスナップボタンの凸側を取り外します。

このタイプは「ハメ殺し(再利用不可)」仕様のため、取り外した部品の再利用はできません。

続いて、裂けた部分に補強材を仕込み、しっかり縫い留めます。

裂け目を跨ぐ様にジグザグと縫います。

そして新しいボタンを取り付け。

今回は運良く互換性のあるパーツがありましたので、凹側はそのまま、凸側のみ交換しました。

お札入れの裂けについては、革の位置を少しずらして引っ張り、縫い留めました。

 

完成品がこちら!

  

いかがでしょう。見た目も自然で、強度もバッチリ。

これでまた長くご愛用いただけそうです。

 

ユニオンワークスでは、靴の修理はもちろんのこと、バッグや革小物などの修理も承っております

「これって直せるのかな?」というお品も、まずはお気軽にご相談ください。

皆さまのご利用を心よりお待ちしております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

横浜店 山田