本日水曜日ユニオンワークスは定休日です。

お気を付け下さい。

 

今回はバッグの修理のご紹介です。

弊社でも取り扱いのあるMusic Bag

こちらはRutherfordsではなく古いロイドさんの物です。

こんな片押しの革でも作っていたんですね。

 

このタイプのカバンは持ち手が一本で写真のように本体に縫い付けられています。

もう片方を見るとハンドルと根革の境が裂けてきています。

※写真は根革を止めているステッチを解いた後の写真

それでは直していきましょう。

根革を外した後、ハンドル部のステッチも外していきます。

裏から当て革をした後、裂け目を跨ぐようにジグザグと縫い込んでいきます。

強度を出すために細か過ぎず粗過ぎずのピッチで縫うのがポイント。

糸処理をするとこんな感じになります。

角があるとまた裂けてき易いので、ポンチで角を丸くしておきます。

裂けの補修が終わったので、ハンドル→根革と解いたステッチを縫い直していきます。

糸は元のステッチの色を再現して一から染めた物を使用。

ステッチを解く際に荒れたコバもしっかり整えておきます。

最後に根革をしっかり本体に縫い止めて

完成です！

※本体の空穴は元々空いていました。恐らく製造の段階で多く開け過ぎちゃったのでしょう。

引きで見るとこんな感じ。

シボ革も相まってあまり目立ちませんね。

靴以外の修理も承っております。

是非一度ご相談下さい。

 

弊社でも同型のカバンを取り扱っております。

↓コチラからご確認頂けます。

https://unionworks.stores.jp/?category_id=51208bc1421aa9d2fa001766

 

皆様のご利用お待ちしております。

 

最後までお付き合い有り難うございました。

 

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