CROCKETT&JONES リソール リウェルト

CROCKETT&JONES リソール リウェルト

Jul 04, 2021

革靴好きには辛いジメジメした天気が続いていますね。
わかります。あんまり革靴履きたくないなーなんて日が多く、ストレスが溜まりますよね。

しかし、表面の革に関しては一部の特殊な物を除き、水に濡れる前後にしっかりと正しいケアをすれば全く問題ないことがほとんどです。
要はケアが施せない箇所の保護さえすれば、雨を気にせず革靴を履ける機会がグッと増えると言うことです。

今回は雨靴としても最適と思った靴の修理紹介です。

クロケットジョーンズのグレインレザーを使用したモデル
IMG_4412.jpg

IMG_4413_202106301552012e7.jpg
先ずグレインレザーは傷汚れが目立ちにくく、
タフな革が多いため様々なブランドのカントリーラインで使われています。
シミなどの事後処理もしやすく、比較的雨にも強い革です。

IMG_4414_20210630155204213.jpg
ソールもオリジナルのラバーソールを使用していてコチラもソールからの水の侵入は気にしないで大丈夫そうです。

IMG_4408_20210630155113afa.jpg
後は結構見落としがちな、ウェルトとアッパーの隙間さえ埋めれば完璧ですね。

IMG_4410.jpg
一見するとフラットウェルトを使用していそうですが、
実は元々はスプリットウェルトが使われていたようです。

IMG_4409.jpg
劣化によって部分的に立ち上がりが欠損してしまっています。

IMG_4464.jpg
靴に縫い付ける前のスプリットウェルト
コチラは店頭でお客様に説明するためのサンプルなので短く裁断してあります

IMG_4469.jpg
分厚めのウェルトに横から切り込みが入っており、それを立ち上げ起こした状態で縫い付けていきます。
この立ち上がりによってウェルトとアッパーの隙間が埋まり、水の侵入を防いでくれます。

今回はウェルトの交換も含めオリジナルになるべく近い仕上がりで、ソール交換させて頂きました。
IMG_4502.jpg

磨きもかけました。
IMG_4462.jpg
アッパーにもしっかりクリームを入れることで少しの雨なら弾いてくれますし、しっかり油分が入って保湿された革はシミにもなり辛いです。

IMG_4458_20210630155208ccd.jpg

ウェルトの立ち上がりもしっかり直ったので安心です。
IMG_4461.jpg

Before
IMG_4415_20210630155204083.jpg
After
IMG_4459_2021063015523585d.jpg

これで、またガシガシ履けますね。
元々別のタイプのウェルトが巻かれていても、
スプリットに変えることもできますのでご希望の方は是非ご相談下さい。
※靴の使用によっては出来ないものもございます

CROCKETT&JONES City Sole、純正ソックシート取り扱いしております。
http://unionworks.blog118.fc2.com/blog-entry-2918.html
http://unionworks.blog118.fc2.com/blog-entry-2937.html
↑詳細はコチラ↑

IMG_4419.jpg
クロケットお履きの方はコチラも合わせてご検討下さい。

ご利用お待ちしております。

最後までお付き合い頂き有り難うございました。

青山店 横浜店 山田