ベルトカット

ベルトカット

Oct 08, 2014

今回はベルトカットを紹介します★

ベルトカットはほとんどの場合剣先ではなくバックル側からカットして長さを調節します。

作りによってはカット寸が短すぎると、元々のステッチ跡や穴が修理跡として残ってしまうので注意が必要です。

P9150056.jpg  

こちらはWhitehouse Coxのベルト、上質な革とシンプルなデザインで使い勝手がよさそうですね☆

P9150060.jpg

このベルトの場合はこのようにステッチをほどき分解して、本体の部分を希望の長さにカットします。

P9180078.jpg

今回は2.5センチカットしました、ほとんど修理感ない仕上がりです☆

メッシュベルトなどは同じつくりなことが多いので、何cmカットでもステッチ跡などを気にする必要はありません♪

P9150061.jpg

こちらはFelisiのクロコ柄型押しのベルト、高級感がありますね★

P9150062.jpg

裏返すとこんな感じになっています。

この手のつくりのベルトが要注意なんです。

P9150070.jpg

まずはステッチを外してバックルを取り外します。

そして開いた一番先端から短くしたいだけ切り取ります。

P9180074.jpg 

今回は3.5cmカットしました。

P9180075.jpg

カット後の裏側を見ると、元々バックルの心棒が通っていた穴が丸々残ってしまっています。

P9180076.jpg

表側をよく見ると折り返しの部分に元々ステッチがかかっていた跡が残ってしまいました。

こちらのベルトの場合、10cmカットすれば心棒の穴やステッチ跡は残らない仕上がりになります。

しかし、ベルトを締めた状態ではすべて隠れますし、機能や強度の面でも問題ありません。

長すぎるベルトをしているよりは、こちらの方がずっといいと思います☆

P9150067.jpg

最後はD’AMICOのベルト、ビーズが特徴的ですが、修理的にはベルトループが2つ固定されているのがポイントです。

P9150068.jpg

折り返した革でループを2つとも固定してあります、その分裏側に来ている革が長いですね。

Felisiは10cmカットすれば修理感なくカットできましたが、こちらは13cm位カットしなければ跡が残ってしまいます。

P9180083.jpg

こちらは3cmカットしました。

やっぱり心棒の穴もステッチの穴も残っていますね。

もちろん機能や強度は問題ありません☆

P9180081.jpg
折り返しの部分にステッチ跡が残っていますが、閉めてしまえば隠れます☆

P9180080.jpg

表から少し離れてみれば修理感は感じないのではないでしょうか☆

ほとんどのベルトは穴が5つ開いていまして、真ん中の穴(内からも外からも3番目の穴)でバックルを留めるのが理想です。

しかしなかなか市販のベルトでちょうどいい長さのものはないと思います。

気に入ったデザインのベルトだとなおさらではないでしょうか。

ベルトカットでオーダーメイドのような長さのベルト、作ってみませんか?

ベルトカット    :     ¥2,000 ~ ¥3,500(税別)
※ベルトの仕様によってお値段は変わります。

忙しくて店舗にご来店いただけない方も多いかと思います。 

工場に直接靴を送っていただいてのお修理も大歓迎です。 

How To Order :http://www.union-works.co.jp/contact/ 

Web Repair :http://unionworksrepair.com/#!/ 

(工場 森田)