[UNION WORKS × ABBEY HORN] Shoe Brush Details

[UNION WORKS × ABBEY HORN] Shoe Brush Details

28 October 2026

今回は11月1日発売のオリジナルブラシについてより詳しくご紹介いたします。

My last blog postもぜひご覧ください。

 

今回のブラシのポイントは大きく分けて3つ。

 

①長く愛用できる「手植え製法」

②こだわった持ち手と毛の「種類」「長さ」「密度」「配列」

③英国ABBEY HORN社によるプレート仕上げ

 

それぞれを詳しくご紹介いたします。

 

①長く愛用できる「手植え製法」

ブラシは大きく分けて“機械植え製法”と“手植え製法”に分けられます。

手植え製法は、その名の通り職人の手によって1束ずつ植えられる製法。

 

透明感のある天板の場合は毛を通してる穴を確認することもできます。

一束ずつ丁寧に植えることで毛が抜けにくくなり、高いクオリティのまま長く愛用できるブラシが完成いたします。

かといって、機械植えブラシを否定している訳ではございません。

 

 

機械植えブラシは適度な毛の柔らかさにより、デリケートなゴートレザーなどのケアにはむしろ向いているかと思い.

また、軽くて扱いやすく比較的リーズナブルなので“これから靴磨き始めてみようかな”という方にはこちらの方がオススメかもしれません。

 

 

② こだわった持ち手と毛の「種類」「長さ」「密度」

まずは馬毛ブラシ、豚毛ブラシ共通のポイントからご紹介いたします。

 

持ち手のサイズはおよそ54mm×133mm

 

 

厚さはおよそ17mm。

このサイズは多くの方の手に収まりやすく、握りやすいサイズ感となっております。

 

また、持ち手の木材にはマグノリアウッドを使用しております。

軽さがあり、使い込むほどに手に馴染んでいくのが最大の特徴。

長年使用し、自分のモノに育てていくには最適な素材かと思います。

 

 

持ち手の縁から、最も外側の植毛穴までの距離を5mm以下に設定。

ブラッシングの際に、うっかり持ち手部分を靴に当ててしまった事などありませんでしょうか。

そのようなことを防ぐため、張り出し部分はなるべく狭くしております。

土踏まずあたりのブラッシングをする際にありがたさを感じます。

 

それでは馬毛ブラシについてご紹介。

ベストなバランスを知るために、いくつかサンプルを作りました。

 

毛の種類を“フリ毛”“花馬毛”“白馬毛”の3種

 

長さはそれぞれ35mm、40mm

 

毛を植える穴の大きさはφ4のみ。

毛の種類については、コシの強さに違いがあります。

 

フリ毛<花馬毛<白馬毛の順でコシが強く硬さのある毛質になります。

 

【検証結果】

 

フリ毛は柔らかすぎて、ホコリを払い落とすにはやや力不足。

花馬毛、白馬毛ともにコシのある毛質でどちらも埃を払うのは問題なし。

しかし、白馬毛はコシが強すぎ、少し扱いづらく感じました。

長さについては、35mmより40mmの方がしなりがあり、土踏まず部分のくびれている箇所に相性バッチリ。

 

結論、“花馬毛”“40mm”“φ4”がベストなバランスでした。

 

しなやかながらも適度なコシでアッパーの曲線にも自然に沿ってくれて、軽い力で効率的に埃を払うことができる組み合わせを選択できました。

 

続いて豚毛ブラシ。

こちらもサンプルを作りながら検証いたしました。

 

こちらは毛の種類は“白豚毛”1種のみ

 

長さは25mm、30mm

 

毛を植える穴の大きさはそれぞれφ3.5、φ4、φ4.5の3パターン。

穴の大きさによって、毛の密度が変わっております。

豚毛ブラシはクリームを馴染ませるために、やや強めのハリ、コシが必要です。

 

【検証結果】

φ3.5 / 25mm、30mmはどちらも密度が低く物足りない印象

φ4 / 25mmがハリ、コシのバランス◎

φ4 / 30mmはコシの強さはあるが、力を加えると毛全体が倒れやすい

φ4.5 / 25mmは硬すぎて力を入れないと上手くブラッシングできないため、1足で疲れてしまう。強いて言えば、スエード専用であればいいかもしれません。

φ4.5 / 30mmはコシが強すぎて靴から弾き返される感覚。

 

結論、穴の大きさはφ4、長さ25mmが最もブラッシングの力が効率よく伝わる密度、長さでした。

毛が多ければ多いほど良いという事ではありませんでした。

馬毛、豚毛共に“手とブラシが一体となるような使用感”を意識して選択いたしました。

 

 

③ 英国ABBEY HORN社によるプレート仕上げ

 

 

前回のブログでもご紹介しておりますが、持ち手のトップにはABBEYHORN社製のプレートを取り付けております。

 

中央にはUNION WORKSとABBEYHORNのロゴがダブルネームで刻印されております。

また、ホーンの色味によって刻印の色も変えており、印象も違いますね。

1つ1つレーザーで刻印することで、細かな文字もキレイに刻まれています。

 

丁寧に磨かれたホーンは、見惚れてしまうようなツヤ感。

 

磨く前のホーンはこのように全くツヤはございません。

1つ1つ丁寧に磨かれている証ですね。

 

見た目はもちろん、本来の目的でもある使いやすさにもこだわり抜いたことにより、ようやく自信を持ってご紹介できるブラシが完成いたしました。

 

何度も検証を重ね、日本と英国、それぞれの職人の技術を組み合わせて完成した、自分たちが心から納得できるブラシです。

ぜひお気に入りの一本を見つけてみてはいかがでしょうか。

 

[UNION WORKS × ABBEY HORN] Shoe Brush

Type: Horsehair / Pig Bristle

Price: ¥33,000 (¥30,000 + tax)

 

11月1日(日)から11月8日(日)までの青山店限定で販売する期間は、サンプルで作成したブラシをご用意いたします。

ご興味ある方はぜひ、ご覧ください。

 

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

Aoyama Branch Amamoto