CELINE ヒールの傷補修

CELINE ヒールの傷補修

Mar 23, 2022

私が勤務しておりますユニオンワークス青山店

弊社各店舗の中でダントツに女性のお客様の割合が多いです。

 

元々レディースシューズのデザインや構造にも興味があり、

レディースシューズのメーカーに勤めていた事もある私にとって、

色々なメーカーの様々な修理をお受け出来るのでいつも楽しく働いております。

 

そんな数あるレディース修理の中でも特にご依頼が多いメニューと言えば、

ハーフラバー、リフト交換、ヒールの傷補修

 

この3つが挙げられます。

 

今回は3つのメニューの中のヒール傷補修をピックアップしてご紹介していきます。

 

CELINE(セリーヌ)

CELINEは、1945年に女性実業家であるセリーヌ・ヴィピアナとその夫リチャードが自分の子どもたちのためにパリに開いたオーダメードの革製子供靴専門店からブランドが始まりました。

CELINEというブランド名は、デザインを担当していた妻の「セリーヌ」から名づけられたそうです。

パリの革職人の技術を活かした上質な子供靴はパリの上流階級の間で人気となり、

注文もどんどん増えていき、1959年には婦人靴の分野にも拡大することになったそうです。

「このデザイン素敵だな」と思いロゴを見てみるとCELINE

なんて事が頻繁にある個人的に大好きなブランドです。

 

今回お預かりしたパンプスは

アッパーがカーフ、ヒール部がスエードになっています。

 

そのヒール部をみるとスエードが捲れて中のプラスチックが見えています。

ハイヒールのヒール部はプラスチックのベースに革を巻き付けてあるケースが多いです。

今回もそのパターン。

 

この手のヒールの傷は大きく分けて2パターンの補修方法があります。

 

1つは捲れている革を伸ばしながら接着し直し、素材によっては革用絵具で着色。

2つ目はプラのベースを活かし、周りの革を巻き替えるパターンです。

この巻き替えは、黒であればそこまで素材、色の差は出ません。

色物のヒールの場合は、スタックという革を積み重ねた物を薄くスライスした材料を着色したものを使用して巻き替える場合がほとんどですので、オリジナルと差が出やすいです。

サンプルが各店舗にございますので、気になる方はご確認下さい。

 

今回はオリジナルが黒なので差が出にくい事、

バッチリきれいに直したいとの事でしたので巻き替えでお受け致しました。

 

中敷を剥がすとヒールを固定しているビス、釘が見えます。

こちらを抜いていき、ヒールを外します。

外し終わると、こんな感じでバラバラになります。

更にリフトを外し、巻き革も剥がしていきます。

革を剥がし終わったプラベースに、新しいスエード革を巻き付けていきます。

少し飛びますが、新しく革を巻いたヒールを本体に固定し終えたものがこちら

後はリフトも新しいものを付けて、ついでにハーフラバーと磨きも施します。

Before

After               

如何でしょう?

綺麗元どおりに仕上がったのではないでしょうか。

Half Rubber Soles for Lady’s Shoes

Replacement Heel Wraps

今回も楽しく修理させて頂きました。

 

We look forward to welcoming you.

 

Thank you very much for staying with us until the end.

 

 

青山店 横浜店 山田